スポンサーサイト

  • 2020.06.23 Tuesday

一定期間更新がないため広告を表示しています

  • 0
    • -
    • -
    • -

    看病と金木犀

    • 2017.09.30 Saturday
    • 04:14
    〜いま看病をしているあなたへ〜



    外は金木犀の香りが漂っています。
    この香りを息いっぱい吸い込んで身体の中の黒いものを吐きだして。



    内臓も皮膚も金木犀の香りにて包まれたらきっと、あなたの気持ちも軽やかになるはず。



    がん家族セラピスト 酒井たえこ


    看病の悲しみを持つ女性に出会いました

    • 2017.09.25 Monday
    • 11:50
    病院ボランティアの日のことです。


    まだまだ暑くてご家族は病院に来る時間を夕方にしている方が多いようでした。

    以前のボランティアのときお会いした女性のことを思い出しました。



    以前、看病をされている中年女性にハンドマッサージを行ったときのことです。


    女性は、ニコニコしながら「嬉しいです、ずっとマッサージなんてしてもらってないから」と喜んでくださいました。



    そして話しは途切れることなく、色んなことを話してくださりました。
    女性は九州に住んでいること、 実は両親共に別の病院で入院をしていること、 来週には九州に帰らないといけないこと。



    話しを伺っていると女性は、ポタポタ涙をおとされるのです。
    そして「どうしてなんでしょうね、どうしてこんなに辛いことになるんでしょうね」と言われました。



    私はただ黙って聞きながらマッサージを続けていると、女性は涙を拭って「酒井さん、ありがとうごさいます。

    まさか病院でマッサージが受けれるなんて思っていなかったから、本当に嬉しいかったの」 そう言い、病室からさっき買ってきたばかりの野菜ジュースをくれました。



    この女性は、両親を看病していたのですが、そのような方が増えてきていると思います。


    こんな時に1人で看病をするのは辛すぎますし、自分の生活もあるという厳しい現実が、女性の涙になったのだと思います。


    私たちは手をふれることしかできませんが、人の温かさは心を取り戻すのには充分なものです。



    どうか、これからも私たちに手をふれさせてください。


    がん家族セラピスト 酒井たえこ 「がん患者さんの看病をしている人のサポート協会」HP https://gankanbyou.jimdo.com/

    著書が完成して思うこと

    • 2017.09.07 Thursday
    • 15:31
    著書が完成して思うこと


    完成したどころか、販売をしているので変なタイトルになりましたが、私が思うのは本はお守りになるということです。


    ▲著書「がん患者の家族を救う55のQ&A」


    私が「がん家族」のことを本にしたいという理由の1つに、このお守りのような存在になると確信していたからです。



    看病をしている時は「治療のこと」「お金のこと」「患者のこと」「家族のこと」「自分の仕事のこと」など様々なことを考えなきゃいけません。


    そんな時に、素晴らしい言葉をかけてもらっても、様々な考えごとで押し流されてしまいます。


    でも本という存在は、昼でも夜中でもふと何度でも見ることができます。


    看病をしている時はその「ふと」見ることの出来る存在が、大きな力となることを私は自身の経験から感じています。

    看病の忙しさで忘れても、ふと本を手に取ると自分の欲しかった言葉が書いている。
    自分の近くには協力したいと思っている人がいる。

    そんな風に思えると勇気になりませんか。



    また、勇気はゆとりにも似ています。

    ・頼る勇気 ・見回すゆとり ・自分を大切にする勇気とゆとり



    一冊の本がどこまで看病をしている人の心に留めてもらえるのか未だにドキドキしていますが、本を書いていてわかったことは、

    この「がん家族55」を一緒に作ってくれた方々(出版社や編集者さん)は、私というより、がん家族のみなさんの役に立たてる本を出したいという思いで出版をしてくれていると、私は思います。


    つまり、本を読んでくださった看病をしている人たちのことを想っている人は、沢山いるんですよということです。


    在宅で病院で 「がん家族」の方々のお守りになれますように。




    著書「がん患者の家族を救う55のQ&A」
    酒井たえこ

    著書へのおもい

    • 2017.09.07 Thursday
    • 14:41
    私は重版出来を目標にしています。


    ▲著書「がん患者の家族を救う55のQ&A」


    とうとつに書き始めましたが、私はこの夏にがん家族向けの本を出版しました。 この出版には私の夢が込められているので、出版するまでに3年もの時間がかかったのです。



    みなさま、私の夢を聞いていただけますか?

    みなさんに少し想像をしていただきたいのです。

    シチュエーションは、この本が病院内の売店に置いています。
    売店に来た看病をしている人が偶然手にとって初めて見る「がん家族」の言葉を知り、自分は1人じゃないのかもしれないと、思ってくれたら どんなに素晴らしいでしょう!!



    私は病院で看病をしているひとに手にとってもらえる本を出して、文字で勇気付けたい。
    そんな夢を持っていたんです。


    かつて私もがんを患った父の看病をしていた時、病院内の売店にはよく行きました。
    その時は、食べたい意欲もなく疲れた身体で、なんとなくマンガやジュースを買って、息抜きをしていました。


    でも、そんな息抜きをしても、不安やしんどさは消えなかったのです。
    それどころか、社会との孤立感は増すばかりで父の病状とは別の悩みで頭の中はいっぱいになっていました。


    自分は社会から切り離されたような感覚。
    自分の居場所は病院の中でしかないような感覚。


    今ならそうじゃなく、社会は自分を分断していないことは理解できますが、当時はそんな風にしか思えませんでした。


    かつて私がこんな風に感じ、孤独に悩んでいたことは、私だけにおこることでしょうか?


    そうではありません。

    誰しもが考え悩むことです。



    だから私は文章で、「あなたは1人じゃないですよ」とお伝えしたくて本にしました。


    本という存在は、看病している人がきっと「ああ、こんな風に思っているのは自分だけじゃないんだ」
    「自分に目を向けている人は近くにいるかもしれない」 そんな風に思ってくださると願いながら200Pを書きました。




    最後になりましたが重版出来を目標にしているのは、本を病院内の売店に置いて欲しいからです。

    本を出版しても最初から病院内の売店に置いてもらえるわけではなく、 本に人気があって、誰もが欲しい本だと売店(オーナー様)に思っていただけて初めて、置いていただけるらしいのです。


    もちろん、出版社の方は病院内の売店に置いてもらえるよう努力をしてくださっています。
    が、私個人としての目標が「重版出来して、全国の病院内の売店様が置きたいと言ってくださる」ことが真の目標なのです。




    本が「がん家族」のもとに行き、幸せな未来のためのきっかけになれることを願っています。



    *重版出来とは、完売して再度本を増刷することです。 著書 「がん患者の家族を救う55のQ&A」 酒井たえこ



    酒井の講演会のお知らせ。福島編

    • 2017.09.06 Wednesday
    • 16:51
    【後援会の部 ・懇親会の部 参加者募集です】

    9/16 福島県いわき市で「がん家族」を主題としたお話しをさせて頂きます 「がん家族セラピスト」酒井と申します。

    がんは、患者さんと同様に 家族も「苦しみ」「辛さ」「不安」を持っています。

    でも、家族を助けてくれる人はまだ少ないのが現実です。

    家族が泣いている姿は患者も見たくはないのです。

    だから私は、がん家族が孤独にならないように「あなたは1人じゃないですよ」とお伝えし続けています。

    みなさまとお目にかかれるのを楽しみにしています。
    *********************
    酒井たえこ プロフィール

    がん家族サポート協会 代表 がん患者の家族を救う55のQ&A 著書

    リフレクソロジー IEBライセンス
    リフレクソロジーJHRSライセンス取得
    ホスピスボランティアチーム2年半在籍の後、がん家族相談を個人で行う。
    5年前 がん家族サポート協会を発足し、メンバーと共に病院でのボランティア活動を行う

    その他の活動 講演活動・本の出版・J:comテレビレギュラーゲスト・数々のラジオ番組出演

    〜〜〜 詳細 〜〜〜
    「がん患者の家族のための講演会」 《2部構成》

    1部 18:00〜 (参加費 無料) ★語り: あなたの看病を助けてくれる人はいますか? ★ワークショップ: 簡単なセルフハンドマッサージを習おう

    2部 19:00〜 ★がん家族セラピストとの懇親会(参加費 ?4000) 要予約
    残席わずかとなっていますので、お早めの参加希望をオススメ致します。



    PR

    calendar

    S M T W T F S
         12
    3456789
    10111213141516
    17181920212223
    24252627282930
    << September 2017 >>

    selected entries

    categories

    archives

    recent comment

    recommend

    recommend

    links

    profile

    search this site.

    others

    mobile

    qrcode

    powered

    無料ブログ作成サービス JUGEM