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    昭和12年生まれの男性と看病

    • 2017.06.12 Monday
    • 21:22
    とある大阪の病院ボランティアへ行くようになって2年になります。


    その当初からハンドリフレを受けてくださっていた男性がいます。




    奥さまが入院をしていたので、顔を見にほぼ毎日お見舞いに来られているこの方は昭和12年生まれ。

    昭和12年といえば、日中戦争(支那事変)が勃発し、美空ひばりが産まれた年。


    そんな年に男性は産まれたんだそうです。



    いろんな凄まじい時代を生き抜き、家庭を持ち、子供は巣立って今、奥さんが入院しているので看病をする毎日です。




    ハンドリフレの時に男性がリクエストする事があります。


    家事をしてたら手が荒れるからクリームをつけてやって欲しい。




    とおっしゃるので、ホホバオイルをたっぷり使って行うと、二重まぶたの目尻を下げて喜んでくださるのです。


    「ああ、指先がしっとりしたです。」


    そう言いながら、手をながめてまた喋りはじめます。



    わたしは九州の生まれでしょ、だからね南の食べものが好きなんですよ。
    今日も煮物を作ってきましたよ。

    ええ、野菜は好きなんでね、料理しますよ。




    奥さんの看病をしながら、料理を覚えたこの男性は、今は家事をなんでもできるようになり、最近では近場の銭湯に行くのを楽しみにしています。











    大阪!お気軽にお越しください

    • 2017.06.07 Wednesday
    • 19:03
    【興味のある方は参加可能です!】

    6/13(火) 八尾徳洲会病院で行われる「やお徳サロン〜がん患者の家族を支える会〜」に、「がん家族サポート」代表 酒井が講師として行かせていただきます。


    《プログラム》
    リフレクソロジー体験や 簡単!気持ちが落ち着く呼吸法と香りのリラクセーションなど
    (参加者さまに合わせた内容をさせていただきます)
    (人数に限りはありますが個別にお話しを伺うことも可能です)



    ★徳洲会病院にかかっていない方でも「癌のことを知りたい」「がん看病の話を聞いてほしい」などお考えの方は、参加していただけますので、お気軽にお越しください。



    ★この日の講師は酒井ですが、ソーシャルワーカーと看護師長がいますので、様々な専門相談にものっていただけますよ。



    ★大阪だけで申し訳ないのですが、お近くの方はぜひどうぞお越しください。



    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 「やお徳サロン」(参加費無料)

    2017年6月13日(火)14:00−
    八尾徳洲会総合病院 第2会議室

    (外部講師:プロボラ 酒井たえこ先生)
    問い合わせ:八尾徳洲会総合病院 
    がん相談支援センター
    (担当:三谷、加藤)TEL072-993-8501 https://www.yao.tokushukai.or.jp/


    タイトルを付けてもらえる幸福

    • 2017.06.07 Wednesday
    • 00:31
    *タイトルを付けてもらえる幸福




    最近、ちょくちょく取材をしていただけるようになり、その取材を記事にしてもらった時にこそばゆい感じがするのが、「タイトル」です。


    自分だけでやりだした「がん家族サポート」という活動が、自分のまったく知らない人に感想や伝えたいことを書いてもらうことの代表にあるのがタイトルのように思います。


    ああ、この記者さんはインタビューの時、こんな風に思ってくるていたんだ。というのが、記事の内容で、
    インタビューを聞いて、どう読者に伝えたいかという現れはタイトルだと

    書いてくださった記事を読んで感じました。




    つまりこの記者さんは、私が伝えたいという事を、私の代わりに伝えてあげたいと考えてくれたのだと、愛情あるタイトルを見てそう思いました。




    以前とある地方新聞の方にちょっと残念な記事を出された事があるので、余計にどんな内容で書いてくださるのかを気にするようになっているのも事実ですが。。。



    *1人より2人、3人
    私は常々思っていることは、良いことだろうが、実のあることだろうが1人でやっている間は1人ぶんしかならないけど、想いを多数の人数で行えば必要としている人のもとへも必ず届くということです。


    1人では限りがあるのです。




    この記者さん達はがん家族の元へ行き、リフレをしたり話しを聞くわけではないけれど、自分の得意分野なことで協力をしてくださっているので、私たちの支援者です。


    いや、同じ気持ちを持っている人たちなんですね。




    だから、私は嬉しいのです。

    がん家族を支えたいという人は、ボラだけじゃなく、記事を書いてくださった方々もそうなんだ、ということを大声で言いたいくらいです。



    がん患者を看病している家族には協力者がたくさんいることを知ってもらえると、またまた嬉しいです!







    「がん家族セラピスト」
    酒井たえこ

    もし妻ががんになったら 続き

    • 2017.06.04 Sunday
    • 16:37
    先日「もし妻ががんになったらどうする?」ということを書かせて頂きました。



    ここからは妻が癌になったご主人に、私が「がん家族セラピスト」としてアドバイスをさせていただいていることです。


    1、プライドを気にせず、周りの人に助けてもらう。

    A: 男性は周りの人に事情を話すことが苦手のようです。
    でも、事情がわからないと手助けのしようがありません。

    まずは、奥さまの身内の方に説明をしてみましょう。


    2、 手抜き家事を覚える。
    A: 奥さまがやっていたようなことは出来なくていいんです。
    キャンプの時のような食事を作ってみましょう。紙皿、紙コップは便利です。
    キャンプで食べるようなものなら簡単です。


    3、 ネット買い物や、便利家電などを上手く使う。
    A: 一つでも便利家電を使うだけで、気分が楽になります。
    スープジャーや、食洗機は便利です。


    4、 会社の同僚数人に、家庭の事情を話しておく。
    A: 会社へ勤めている人の場合、急な休みや早退をお願いしなくてはいけない場合、同僚に迷惑がかからないように、説明はしておいたほうが、人間関係にヒビがはいるのを防げます。


    5、 妻の加入している保険会社の担当者に状況を(生活で困っていることも含め)相談する。
    A: 状況というのは、妻の病状だけでなく、家族の生活の状況や、それにまつわるお金のことなどです。
    保険屋さんは優れた担当者なら、本人も知らなかった保険でのサービスなどを教えてくれる事があります。


    6、 妻の通院に時々ついていく。
    A: 通院へついていき、妻の状態を知ることはとても大事です。
    妻から聞く説明だけより、医師に聞いた説明の方が治療方針が理解しやすいことと、妻の話が理解しやすくなります。

    7、 自分に使えるお金を把握しておく。
    A: がんになった妻にお金がかかるのはみなさん理解していますが、以外と予想外のことでご主人にもお金はかかります。
    例えば、ご主人のメンタルの癒しのためのお金や、食材を無駄にして食費がかかるなど。


    8、 自分の状況も、妻の担当医や看護師に伝えておく。
    A: もし妻が入院をしている場合、医師や看護師にご主人の会社での看病の理解度や、自宅と病院が遠いなどを伝えておくと、(特に)看護師さんなどが奥さまにフォローを入れやすいです。
    例えば、2、3日お見舞いにこれないご主人のことを奥さまに「お家が遠いから、会社へも通うのが大変ですね。ご主人いつも頑張っていらっしゃいますもんね」
    など言ってくれるかも。


    9、 友人に電話をする。
    A: がんは男性が黙って一人で耐えるには大きすぎる事だと思います。
    だから、友達に話してください。
    仕事のことや、妻の状態など。
    友人に話せたら、親戚などにも状態を話しやすくなります。






    私個人てきに感じるのは、人に頼るのが上手なご主人は奥さまの代わりに家事を出来るようになるのが早いと思います。

    頼るのが上手なご主人は、他のひとから買い物のコツや、お料理を教えてもらい、そして褒められるので、苦になるのが軽いようです。

    タイプによって、偏りが大きいご主人の看病。

    どうか人に頼ること・協力してもらうことを情け無いと思わないでほしいと思います。






    「がん家族セラピスト」
    酒井たえこ

    もしも妻が癌になったら

    • 2017.06.03 Saturday
    • 00:55
    海老蔵さんの奥様である小林麻央さんが乳癌で闘病中なことは、日々メディアで取り上げられていますが、
    メディアに取り上げられるたびに、海老蔵さんがご主人として気丈に振る舞われている姿に、立派だなぁと感じています。



    「がん家族サポート」でも、病院ボランティアへ行くと男性が看病をされていることを多く見かけるようになりました。

    今まで看病は女性が担うことが大半でしたが、「乳がん」・「子宮がん」などの女性がなりやすい癌を患う方が増えているため、
    ご主人が奥さまを看病するパターンが増え、テレビなどでも問題視されています。


    でも、妻が癌になったらどうすればいいかなんて考えたことがない旦那さんがほとんどです。

    考えたことのない理由は、
    ご主人は毎年会社からの健康診断を受けているので、自分の血圧などの体調面を常に把握し、家族もそれを意識しているのですが、その反面、奥さまは正社員で働いていない方も多く、毎年健康診断を受けることがないので、奥さまの体調面には無頓着な家族が多いのです。



    だから、妻が癌になったことは、晴天の霹靂くらい 思ってもみなかったことなので、心の準備なんて出来ていません。



    そしてもう1つの理由は、
    癌患者の看病は、入院中の看病だけでなく「生活」が関わってくるので、ご主人には何をやっていいか分からないのです。
    つまり、「生活」とは家族の「家事」を指すのでピンとこないのですね。


    この二つのことが理由で、ご主人(男性)は妻が癌になったら、慌てるのを通り越して「途方にくれる」のです。
    仕事と看病と家事を どうこなしていけばいいかわからない。


    これが本音です。





    ここからは妻が癌になったご主人に、私が「がん家族セラピスト」としてアドバイスをさせていただいていることです。

    1、プライドを気にせず、周りの人に助けてもらう。

    2、 手抜き家事を覚える。

    3、 ネット買い物や、便利家電などを上手く使う。

    4、 会社の同僚数人に、家庭の事情を話しておく。

    5、 妻の加入している保険会社の担当者に状況を(生活で困っていることも含め)相談する。

    6、 妻の通院に時々ついていく。


    7、 自分に使えるお金を把握しておく。

    8、 自分の状況も、妻の担当医や看護師に伝えておく。

    9、 友人に電話をする。





    明日、これらを詳しく説明しますね。






    がん家族セラピスト
    酒井たえこ

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