いつも思うのですが、病院の中にあるレストランはあまり美味しくないところが多いですね。
私が父の看病をしていたとき、病院で食べるものといえば
おにぎり
菓子パン
サンドウィッチ
そして、レストランの食事でした。
簡単に食べられ、病院から離れなくても食べられる場所に限られていたので、こんなに偏った食事ばかりでした。
看病をしている時は、病院にいるだけでなんだか食欲がなく
本当は、食べるということを忘れるほどでしたが、それではいけないことに気が付きました。
体力がなければ看病はできません。
体力があれば気力も増します。
そこで考えたのが、病院の中のレストランが美味しくなればいいな、ということです。
例えば、定食にはサラダと お野菜の煮物がついていたり
たっぷり量のサラダや、その場で作ってくれる野菜ジュース・野菜スープなど、
看病している時に摂りにくいものを積極的において欲しいですね。
考えだしたらとまりません!
朝がゆセット なんてあったらいいですね。
看病をしている人は不摂生やストレスで胃が痛いと訴えている方が多いように思いますから。
あと、辛い時はなぜか温かい汁物が恋しくなるので
豚汁などがあれば、身体の芯まで温まる気がしますね。
これは、うどんとかじゃダメな気がします。
理由はわからないけど、美味しいお味噌汁や、豚汁をフウフウして食べると落ち着く気がするのは私だけでしょうか。
そして忘れてならないのが病院内のコンビニですが、
ここには カットフルーツを少し安価で置いてほしいです。
最近のコンビニではフルーツを見かけることもあるのですが、高くてあまり買いたくなるお値段ではないのが正直な気持ちです。
しかも!パイナップルが多いと思いませんか?
私がパイナップルが苦手だから気になるのかもしれませんが、
先ほども出たように胃が弱っていることが多いのに、パイナップルは・・・
バナナ・りんご・いちご・いよかん・なしなどの胃に優しいフルーツは置いてもらえないのですかね。
最後に、味付けです。
『薄味でお願いします』と、何度言いたくたっただでしょう。
とある病院へ行った時の定食についていたお味噌汁は、何時間炊いたんだろうと思うほど濃くなっていたし、
某有名病院では、なんと!カレーがまずかったのです。
これにはゲンナリしてしまいました。
別の意味で、食事の威力を見せ付けられたかのようです。
私は病院側の「食べること」への意識の低さが、看病をしている家族への意識の低さに思えてなりません。
病院がもっと地域の方々に信頼してもらうには、細やかな配慮と技術の確立だと思います。
その細やかな配慮のなかに「食べること」はとても重要な位置を占めているはずです。
自分のせいで無理をさせてしまっているんではないかと心配をしている患者は、
家族がきちんとした食事を食べれているのを見て安心します。
この安心も治療の助けになるのではないでしょうか。
今後の病院レストランの内容に注目していきたいとおもいます。
(ただ、少しずつ少しずつ、レストランの改善をされている病院も増えてきていることも事実です)
がん家族セラピスト
酒井たえこ