ホスピスボランティアで活動をしていた時の話「金木犀」さん

  • 2015.05.29 Friday
  • 22:04

「サプナピたえがホスピスボランティアで活動をしていた時のお話です」

題:【金木犀さん】


           
ホスピスにボランティアで伺った日のお話です。...
この日看護師さんにリフレをやってあげて欲しいとお願いされたのは女性の患者さんばかりでした。


 

患者さんの一人、金木犀さんのお部屋に伺うと
ベットに仰向けに寝ておられ、か細い体にか細い息を
スースーたてて眠っていました。
「金木犀さん、こんにちは〜 リフレの足マッサージの者ですう・・・」

・・・。
金木犀さんは私の声にも全然おきません。

 

こんな時私はいつもチュウチョしてしまいます。
夕べは痛みがでて眠れなかったんだろうか?気分が良くなくて寝てしまったんだろうか?
薬が変わったから眠いんだろうか?
とにかく今は起こしてもらいたくないのかな
それともリフレを楽しみにしていて起こして欲しいのかな
 

沢山のことを考えてしまうんです。
が、  結局いつも「痛みで眠れなかった」んじゃないかなと強く思ってしまい 
起こさないでいることが多いのです。
 

それで、金木犀さんも起こさずにお部屋を出ようとしていると
金木犀さんの娘さんが買い物から帰ってこられました。




 

・・・
・・・
娘さんは、2週間前から病院に泊まってお母さんの看病をされていたんです。
私は娘さんに 「金木犀さんは眠っておられるので、よかったら娘さん
リフレを受けてみませんか、少し身体が楽になりますよ」
と、リフレを勧めてみると、 娘さんの顔がぱーっと明るくなって
 

娘さん「ええ〜いいんですかぁ 私もいいんですか」
 

私 「もちろんです、看病でお疲れでしょう 今はお母様は眠っておられるので、安心して受けもらえますよ」
と、 娘さんの お母さんを起こさないようにと
壁にクレパスタッチで海の絵が描かれている レストルームで
イスを並べてハンドリフレをすることになりました。




 

娘さんの手をとって、ゆっくり ゆっくり反射区を刺激していくと
最初は黙って受けていた娘さんが ぽつり ぽつりと
しゃべりだしたので、私は手を動かすだけで 黙って聞いていました。


 

娘さんは、福岡に住んでいて 数年前からお母さんの病気が
気なっていたけれど 遠くてなかなか来れなかった
やっと 看病に来れたと思ったらもう長くないらしいことを知って
家に帰る気になれない。
だけど 家も気になるし、病院での寝泊りは本当にしんどいし
・・・・・・。 でもお母さんが大好きだし・・・。
と、話されているうちに 娘さんは涙をぽろぽろ流し始め、
4〜5分泣いてしまった。


 

その間私はただ娘さんの手を揉み続けていると しばらくして
娘さんは からっとした笑顔になって
「なんか 話をしたらすっとした、  お姉ちゃんの手
あったかいから おばちゃん涙が出たわ びっくりさせたな
ごめんね〜」 と笑顔で言って すくっと立ちあがり
さっき買い物で買ってきた野菜ジュースを私にくれた。

 

「お姉ちゃん飲んで〜 すっとした、もう少し頑張るわ
ありがとう、また揉んでな〜」と笑顔で金木犀さんが眠っている
お部屋に帰っていかれました。


 

・・・
・・・
私は娘さんのお話を聞きながら本当は泣きそうになっていました。
だから ただ手を揉んでいることしか出来なかった私に
手があたたかいって、 すっとしたと言ってくださったことが
少し複雑な思いになりました。


私は大したことはしてあげれません、だけど少しホッとしてもらえたようで、心がほっとしました。





 

金木犀さんの娘さんが くいのない看病ができますように・・・。
あんまり頑張らず、がんばれますように。

ホスピスでの出来事

  • 2015.05.24 Sunday
  • 00:31
金木犀さん
           http://sapunapi-hitoiki.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/2010/09/11/image598.jpg
以前ホスピスボランティアをしていた時のお話です。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


今年の春 ホスピスにボランティアにて

この日看護師さんにリフレをやってあげて欲しいとお願いされたのは
女性の患者さんばかりでした。
患者さんの一人、金木犀さんのお部屋に伺うと
ベットに仰向けに寝ておられ、か細い体にか細い息を
スースーたてて眠っていました。
「金木犀さん、こんにちは〜 リフレの足マッサージの者ですう・・・」



・・・。
金木犀さんは私の声にも全然おきません。
こんな時私はいつもチュウチョしてしまいます。

夕べは痛みがでて眠れなかったんだろうか?気分が良くなくて寝てしまったんだろうか?
薬が変わったから眠いんだろうか?
とにかく今は起こしてもらいたくないのかな
それともリフレを楽しみにしていて起こして欲しいのかな
沢山のことを考えてしまうんです。
が、  結局いつも「痛みで眠れなかった」んじゃないかなと強く
思ってしまい 起こさないでいることが多いです。

それで、金木犀さんも起こさずにお部屋を出ようとしていると
金木犀さんの娘さんが買い物から帰ってこられました。
娘さんは、2週間前から病院に泊まってお母さんの看病をされていたんです。
私は娘さんに 「金木犀さんは眠っておられるので、よかったら娘さん
リフレを受けてみませんか、少し身体が楽になりますよ」
と、リフレを勧めてみると、 娘さんの顔がぱーっと明るくなって

「ええ〜いいんですかぁ 私もいいんですか」

私 「もちろんです、看病でお疲れでしょう 今はお母様は眠っておられる
ので、安心して受けもらえますよ」
と、 娘さんの お母さんを起こさないようにと
壁にクレパスタッチで海の絵が描かれている レストルームで
イスを並べてハンドリフレをすることになりました。


娘さんの手をとって、ゆっくり ゆっくり反射区を刺激していくと
最初は黙って受けていた娘さんが ぽつり ぽつりと
しゃべりだしたので、私は手を動かすだけで 黙って聞いていました。

・・・

娘さんは、福岡に住んでいて 数年前からお母さんの病気が
気なっていたけれど 遠くてなかなか来れなかった
やっと 看病に来れたと思ったらもう長くないらしいことを知って
家に帰る気になれない。
だけど 家も気になるし、病院での寝泊りは本当にしんどいし
・・・・・・。 でもお母さんが大好きだし・・・。

と、話されているうちに 娘さんは涙をぽろぽろ流し始め、
4〜5分泣いてしまった。


その間私はただ娘さんの手を揉み続けていると しばらくして
娘さんは からっとした笑顔になって
「なんか 話をしたらすっとした、  お姉ちゃんの手
あったかいから おばちゃん涙が出たわ びっくりさせたな
ごめんね〜」 と笑顔で言って すくっと立ちあがり
さっき買い物で買ってきた野菜ジュースを私にくれた。
「お姉ちゃん飲んで〜 すっとした、もう少し頑張るわ
ありがとう、また揉んでな〜」と笑顔で金木犀さんが眠っている
お部屋に帰っていかれました。


・・・

私は娘さんのお話を聞きながら本当は泣きそうになっていました。
だから ただ手を揉んでいることしか出来なかった私に
手があたたかいって、 すっとしたと言ってくださったことが
少し複雑な思いになりました。
私は大したことはしてあげれません、だけど少しホットしてもらえて
心がほっとしました。

金木犀さんの娘さんが くいのない看病ができますように・・・。
あんまり頑張らず、がんばれますように。
 
 

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