看病の悲しみを持つ女性に出会いました

  • 2017.09.25 Monday
  • 11:50
病院ボランティアの日のことです。


まだまだ暑くてご家族は病院に来る時間を夕方にしている方が多いようでした。

以前のボランティアのときお会いした女性のことを思い出しました。



以前、看病をされている中年女性にハンドマッサージを行ったときのことです。


女性は、ニコニコしながら「嬉しいです、ずっとマッサージなんてしてもらってないから」と喜んでくださいました。



そして話しは途切れることなく、色んなことを話してくださりました。
女性は九州に住んでいること、 実は両親共に別の病院で入院をしていること、 来週には九州に帰らないといけないこと。



話しを伺っていると女性は、ポタポタ涙をおとされるのです。
そして「どうしてなんでしょうね、どうしてこんなに辛いことになるんでしょうね」と言われました。



私はただ黙って聞きながらマッサージを続けていると、女性は涙を拭って「酒井さん、ありがとうごさいます。

まさか病院でマッサージが受けれるなんて思っていなかったから、本当に嬉しいかったの」 そう言い、病室からさっき買ってきたばかりの野菜ジュースをくれました。



この女性は、両親を看病していたのですが、そのような方が増えてきていると思います。


こんな時に1人で看病をするのは辛すぎますし、自分の生活もあるという厳しい現実が、女性の涙になったのだと思います。


私たちは手をふれることしかできませんが、人の温かさは心を取り戻すのには充分なものです。



どうか、これからも私たちに手をふれさせてください。


がん家族セラピスト 酒井たえこ 「がん患者さんの看病をしている人のサポート協会」HP https://gankanbyou.jimdo.com/

メンバーの頼る気持ち

  • 2017.08.28 Monday
  • 17:26
こんにちは プロボラの鎌田です。


先週、父が自転車事故によって膝にヒビが入りました。


骨折などは初めてな父なので、 「痛い 痛い〜」 と、鎮痛剤を飲んでもずっと言ってました。


どうも不安なようなので、その日暫くそばにいることにしました。


痛いと言う度に 「痛いなぁ ヒビ入ったら痛いよなぁ。 でも大丈夫だから。大丈夫だからね。」 そう言いながら、ヒビじゃない側の足をさすっていました。


話を聞いているうちに興奮が少しおさまり、 少し眠りました。


母も興奮、緊張していたのか後にリウマチの症状がでてきて、痛みが現れていました。



母にも優しく手に触れて、ゆっくりさすっていると、ちょっとましになりました。



そうして、二人が落ち着いた頃に サポートメンバーから、
「お父さん、お大事になさってください。」

「大変だろうけど、こっちは気にしないでね」

とメッセージがありました。 その時、ふと力が抜けたのです。


『そっか、私も頑張ってたのかな。』


と、自分の気持ちに気づいたのです。 家族の中では、親を支えるのは私しかいないと思っていて、 だからこそ、自分とちゃんと向き合って 頼れるところには頼ろう。 話を聞いてもらおう。


誰かが応援してくれているって、心強いですね。


妻を看病する男性

  • 2017.08.01 Tuesday
  • 11:18
こんにちは プロボラの鎌田です。

先日、病院のボランティアでした。

今回は男性のご家族さんに、ハンドリフレを行いました。



その方は、ボランティア活動を始めた当初から受けてくださっていた男性。

病院の入口付近で偶然お会いし、歩み寄ると 「あ〜久しぶりです〜。」 と、すぐに気付かれ優しい笑顔。

私は初めてお会いしたのですが、気さくにお話してくださいました。

奥様が入院されてから毎日お見舞いに来られており、帰るところでした。
70歳を超えたお歳とは思えない、シャキッと元気な方。 家事をするようになり、手荒れするそうなので オイルをたっぷり塗りハンドリフレを行いました。



「ヘチマは大きすぎずちょっと小ぶりの方が美味しいんやで。」 と楽しげに野菜の話も広がり、 この方の元気の源が少しわかったような気がしました。


手からも暖かく優しいのが伝わってきました。


「今日もこれから銭湯、遊びにいってくるわ」 と帰られました。



何気ない会話、そこから広がる笑顔、 手に触れる事でのコミュニケーション。 他愛ない事が何より大切な気がしました。

心と身体はつながっている

  • 2017.08.01 Tuesday
  • 00:36
【心と身体はつながっている】
先日、ミニボラ岡本さんと、酒井の2人で病院ボランティアへ行かせていただきました。


この日は珍しく、家族の方ばかりをハンドマッサージさせて頂きました。

そんなボラ活動が終わってから、岡本さんが「酒井さん、無理して疲れをためてるみたいだから、ちょっとほぐしてあげる」と、私のハンドや肩などを丁寧にマッサージしてくれたのです。


マッサージをしてもらって、初めて気がついた肩や頭のコリ。 ガチガチになって、「イテっ! いたいです」ついうるさくしてしまうほどでした。

頭や肩が ほぐれると ホワァっと血が通うのがわかったほどです。


この時、思い出したんです。 「ああ、がん家族の方々も こんな風に頑張りすぎて、身体がガチガチなんだろうな」

そして、人の手で触れてもらうことの安心感。
「心と身体はつながっています。」

このことを、再認識できた出来事となりました。




これからも、プロボラ・ミニボラの温かい手で、ゆったりしていただけるよう、頑張ります。




今日一日を 思うように過ごしたい思い

  • 2017.04.19 Wednesday
  • 20:34
今日は病院ボランティアへ行ってきました(^-^)

「今日一日を、過ごすことしか考えてない」 看病をしていたご家族が言ってくださった言葉です。

ご主人の付き添いをしていた奥さまに「ハンドマッサージをさせていただきましょうか」とお声をかけると、すんなり「やってもらおうかしら」となり、椅子に座っていただき準備をしました。

ハンドマッサージをしながら話しは盛り上がり、奥さまが自身も重い病気を患っている話しをしてくださると、ふと「酒井さんのご両親は?」と聞いてくださり「私の母も高齢で持病を持っていますが、あまり先のことは考えていません。今年、道端の花がきれいねと喜べたり、食べたい時にご飯が食べれればいいと思っています」

すると、奥さまが「それ!わかるわぁ!! そうなのよ、うちもお父さんが突然入院になって、明日のことはわからないよね。 今日一日を思うように過ごしたいの。酒井さんの言ってること、一緒だわ」



2人で温まった手を握りながら、ニコニコして、 奥さまがご主人に、「お父さん、私、手をマッサージしてもらっちゃったのよぉ」と、とても笑顔で言ってくれたのを見て、私まで嬉しかったです。



今日、一緒に良い時間を過ごさせていただいて 良かったです。




がん家族セラピスト 酒井たえこ

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