緩和治療と、家族との生活

  • 2018.07.22 Sunday
  • 10:24
がん家族

家族ががんを患った
そんな時、看病をしている者は、患者と一緒に「治療法」を探したり、患者に効くのかということばかり考えています。



「治療法」はもちろん大切なのですが、
治療法だけを模索するのではなく、「緩和治療法」にも目を向けてみてはいかがでしょう。



がんによる
「痛み」「心の辛さ」「言い表せないしんどさ」などを多方面から相談できます。



緩和治療に早く目を向けることは、看病家族も支えやすい生活となります。



がんは昔とちがい、生活と共に付き合っていく病となりました。
一緒に過ごし、ずっと支える看病家族との暮らしを苦しいものにしない考え方が重要です。



参考「国立がん研究センター」
https://ganjoho.jp/public/support/relaxation/palliative_care.html

患者が食べない。どうすれば

  • 2018.05.09 Wednesday
  • 12:09
?こんな質問をされました。
軽度知的障がいのある人が胃がんで全摘して、術後1カ月なにも食べず点滴をしています。
どうしたら食べさせられますか?


私からの質問
1、担当医はどのような見解なのか?
2、患者さんの性格は?
3、あなたはどのように接しているのか?




私がお答えしたのは次の内容です。

周りの人はいつも食べなさいと言っていませんか?
「食べないと治らないよ」
「お医者さんも食べなさいって言ってるよ」
「なんで食べないの」



では立場を変えましょう。
貴方が食欲のない時に同じことを言われたら食べれますか?



考えてみてください
「いつ食べさせたいのか」



患者さんは点滴は受けてくれているので、急を要しませんよね。
徐々に食べていけるようになりたいという状況です。


ならば、食べなさいという単純な言葉では目的に近づきません。
反対に食べることを嫌いになってしまいます。



さてここからが、答えになるのですが、みなさんか欲しい答えではありません。

この質問をしてくる方の多くはこんな答えを期待しています。
「◯◯を食べさせるといいですよ」
「◯◯を使うと食べますよ」
このような答えです。





そこで私からの答えですが、

1、医師に相談し見守り期間があるのならば、食べないでもよいと覚悟する。

2、患者が水分や何かを口にする時、褒める!

3、患者の体調リズムを観察し、体調の良い日に食べものチャレンジする。


この3つです。


食べないということを、少しずつ
成功体験として脳にアプローチする


この脳にアプローチすることは、とても有効です。

食べたくないけど、楽しそうだから「食べてみよう」に変えるのです。



食べる意欲を「動物的本能」としてアプローチします。

意欲は、感情と同じで
性格やホルモンに大きく作用されています。

だから、体調の良い時に褒めることは有効。





今回の患者さんを例にすると
キャラメルは食べるので、
キャラメルを食べた日は褒める。

「キャラメル食べたのすごいねー!美味しいよねー」
「キャラメル食べたからかな、顔色が良いね」
など。


つぎは、キャラメルに似た飴をチャレンジしてみます。

患者が口にした似ている物を変えて
小さなチャレンジをゆっくり重ねていきます。

もちろんその都度褒めます。
体調が悪い日はチャレンジをやめます。



このことを繰り返し行います。

ねらいは 「食べられる」という成功体験を脳に覚えさせる。



次に 体調リズムを観察ですが
自宅療養ならば、患者をさすってあげたり、少し外へ出して朝日を浴びるなどして、体のリズムを作ります。

セロトニンやノルアドレナリンなどよく耳にするホルモンですよね。
このような多くのホルモン作用を円滑にするために体内リズムを作ります。

脳とホルモンからのアプローチは、性格を反映させたアプローチより、患者が受け入れやすいように思います。



と、以上の説明をしたら質問をしてきたおばさんは、ドン引きしていました。笑
欲しい答えじゃなかったんでしょうね。


でも、私は目的が大事だと思うんです。

11 目的は患者が食べた安心感をおばさんが得ること
ではなく、

患者が無理なく(自発的に)食べるようになることなのです。

ならば、決して「食べなきゃ治らないよ」という言葉ではなく、
「性格」「脳」「感情に作用するホルモン」からの、多方面からのアプローチが目的を達成できます。



最後に、このアプローチは
いわゆる患者に寄り添うのではなく、
人の本能や脳の働きにアプローチしています。
だから、このようなアドバイスを聞いてもピンとこない方も多いでしょうが
看病のコツは「常識にとらわれない」ことも大切な心構えだと思っています。
試してみることが、幸せな看病の一歩になることもありますよ。

がん本は、どれを選べばいい?

  • 2017.08.31 Thursday
  • 01:26
初めて「がん」という病気について知りたいと思い、 本屋さんで専門書を探すけど、どれを選べばいいかわからない。

こんなことありますよね。



初めて読む「がん」の本は、 大きな文字のもので、イラスト説明が多いものが良いと思います。

なぜかと言うと、

「がん」についての本は、言ってしまえば、どれもほぼ同じ内容です。 でも、私たちが理解出来なければ意味がないのです。


文字を大きくしている本は、素人が読むことを理解して書かれていることが多いからです。



もう1つ、 「治療法」について本を探すのなら、やみくもに本を見ない方がいいです。


《まずこれを考えてみてください》
・治療にかけれる資金を考える ・患者の性格を考える ・患者が望む生活を考える ・おしつけになり過ぎていないかよく考える


これらをクリアした治療法(特に代替医療)の本は、セレクトに値する本だと言えます。

反対にこれらをクリアできない内容の本は、読まななくていいものです。



そして、治療法についての本は
最初に出会った一冊のみを、うのみにするのではなく、他の本と比べてみて患者に合うものをチョイスする感じがベストだと思います。



そして最後にお願いしたいことがあります。

がんの本を読んだとき、死亡率に振り回されないでくださいね。


本に載っている死亡率は、統計であり、あなたの家族にあてはまるのかは誰もわかりません。


癌を理解しやすくなる本の見方

  • 2017.03.06 Monday
  • 01:08
【癌のことが理解できるようになる 本の読み方】

癌が理解できる本の読み方編


「がん家族看病サポート協会」の酒井が 相談者さんからの質問で多いのがこの質問です。 そして、お答えしている内容をご紹介いたしますので、参考にしてください。

質問:医師の説明で、癌の治療法や、癌そのものがわからない(理解できない)場合はどうしたらいい?


答:癌という病気のことを、私たち素人がいきなり理解をすることは、かなり難しいことです。

そもそも、癌ってどうしてなるのか。
癌ってどこにでも発生するのか。
癌の治療の種類。
患者の癌はどんなタイプ?
癌になると何がおきて、何がこまるの?
他にもたくさん知りたいことはありますね。

私たち素人が、どうやって癌のことを理解すればいいかということですが、まずは専門書を読むのがいいと思います。

ただ、いきなり「癌の〇〇」という本は意味がありません。私たちはきっと、医師に告げられた癌の生存率を見てそれが答えなんだと錯覚をしてしまいます。

そうではなく、癌がどんな病気かを知ることが1番大切です。

「癌について理解しやすくなる本の読む順番をご紹介いたします」


順番
★「体の本」(小学生でもわかる簡単な体の解剖学の本)
   ↓
★「癌についての本」
   ↓
★「癌治療の本」


説明
まずは癌の原発部位や、支障をきたしている部位の(器官)構造と働きなどを「体の解剖学の本」で知りましょう。
臓器や各器官の働きを知ると、癌そのものというより、癌によって侵された部位がどのように困るのかが理解できます。すると、医師が行う治療の内容や意味が理解しやすく、そしてケアもしやすいのです。



★例 胃癌の場合
胃・・・胃は筋肉で出来ており内部を粘膜でおおわれている。胃の働きは、胃の運動により食物を粥状にくだき 酵素などが混ざり消化して小腸へと送ることが主な働きです。

このことから理解できること・・・癌の影響により消化が悪くなる。便に異常をきたしやすい。血液にきちんとした栄養が送りにくくなる。胃が痛くなる。などが考えられる。

理解できる治療内容・・・癌を消去(手術・抗がん剤・放射線治療など)し、影響を受けていた症状を治療していく。

その他・・・薬の副作用・患部摘出による支障・特殊機器内臓

注意:上記例は治療の推進例ではありません。上記以外の治療法はたくさんあります。




また、部位の(器官)構造と働きなどが載った本は、 「体の構造を書いた本」「簡単な解剖の本」などをオススメします。 (題名ではありません)


そして「体の本」を読んだ後に、「癌についての本」を読むと 癌について理解しやすくなります。 最後に、理解を出来た後「癌治療の本」という順番で専門書を読んでいくと 治療への早道となります。


また、この本の順番で読んで理解を深めると、患者の「生活」「生き方」をより深く考えることが出来ます。







がん家族セラピスト 酒井たえこ

がん家族の体の不調

  • 2017.01.26 Thursday
  • 15:56
がん家族が、入院の付き添いをしていて出やすい【体の不調ワースト5】

1、ムクミ
2、便秘
3、口内炎
4、頭痛
5、貧血



原因は、 食べ物が偏ることや、大きなストレス・体を動かさないなどの理由があります。


付き添いをしていて、自分(看病家族)も体調を崩してしまうことは、よくあることです。





がん患者さんが入院したら、 周りの方が「看病家族」に ビタミン・カリウム・ミネラル・たんぱく質など、栄養が偏らず取れるように 「差し入れ」「声かけ」をしてあげると、「看病家族」の不調を未然に防ぐことができます。




もちろん、看病家族 自身も、 食事に気をつけることは大切ですが、自分のことに気にかけている暇がないのも事実。


看病家族まで体調を崩さないように、気をつけてくださいね。



「がん家族セラピスト」酒井たえこ

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