まだ伝わってなかった

  • 2018.08.06 Monday
  • 22:38
少し嫌なことを書きます。





たまに、自分の仕事のため・修士論文のため、「がん家族の相談者」を紹介してくださいと頼まれます。



なぜ、私と面識もなかったり、
そんなに知り合いでもない方に
私が一番大切に関わらせて頂いている「がん家族」の方々を紹介しなければいけないのでしょう?



私はつたなくとも、世間に 「がん家族」の辛さや見えない不安のことを知ってもらえるように。
そして、「がん家族」の身近な人が支えてくれる世になるようにと、様々な形で文章にしてきました。



文章にするときには、相談者さんとの事が未来どのように役に立つ情報になるかを考え、そして調べて必死に書いているものばかりです。



紹介してと頼む方々は、私が書いたものを読み、上面だけを見たのでしょう。

私の周りには研究対象が沢山いると。



「がん家族」は自分だけの研究対象や自分だけの仕事対象ではありません。







私の文章の奥には必ず、この世界で懸命に「がん」と向き合っている家族がいるんです。
だから、簡単に利用できると思わないで欲しい。







がん家族セラピスト
酒井たえこ

かける言葉がみつからない

  • 2018.07.31 Tuesday
  • 09:54
がん家族相談者さんの相談で多い内容です。



「がんを患った家族に、かける言葉がわからないんです。頑張ろうってつい、言ってしまうんです」


かける言葉が見つからないって、辛いですよね。


そんな時は、「かける言葉が見つからない、頑張ろうとしか言葉がわからない」と素直に話そうと私はアドバイスします。




大切なのは『話すこと』です。
「頑張ろう」としか言葉が見つからないのなら、


「頑張ろうしか言葉が見つからないけど、いつでも側にいるから」など正直な気持ちをきちんと伝えましょうよ。



素直に素直に


素直になることは簡単ではないですし、
素直になることで、喧嘩になることも傷つけることもあるかも知れません。



でも、家族のがんと向き合うには、素直に気持ちを伝えないと肝心な時にシビアな話し合いができません。



かといってその反面、「隠す言葉」も必要な時があります。
「隠す」と「素直」が会話にはあります。
そのバランスだと思いますが、先ずは素直に会話をすることからですね。






がん家族セラピスト
酒井たえこ




今の活動の土台は

  • 2018.07.29 Sunday
  • 12:18
久しぶりに生駒駅に行ってきました。
昔、岸和田にあるホスピスから生駒に電車で通っていた時があるんです。




当時、リフレが学生の学力向上に役立つのか という研究をしていたので、昼はホスピスでボランティアをして、夜は進学塾へ行くということをしていました。(毎日ではない)

その時感じたのは、がんを患った大人と、若い活力のある若者とは皮膚も表情も呼吸も違うということです。



そんなの当たり前と思われるかも知れませんが、その違いを1日の間で目の当たりにすると人間とは年齢を重ねるということがどういうことかが、肌で感じます。
頭でわかっているのとは大きく違うということです。




わたしはいつも肌で感じたことを、どのように咀嚼するかが「がん家族」の活動には重要だと思っているので


当時、体力的にきつかったけれど、本当に良い勉強になりました。





がん家族セラピスト
酒井たえこ

がん家族の泣ける場所

  • 2018.07.25 Wednesday
  • 10:47
コラム 【家族の泣ける場所】



私は父の病院付き添いをしていました。
初めは医師と話すのは緊張するばかりで自分の感情は表面に出ていなかったように思います。



でも父のがんが再発したころから、診察の後の処置の間に泣くことが増え、入院している時も泣いていました。
悲しいから泣くというより、医師から聞かされる未知の出来事が怖くて泣いていたように思います。


だって、治るとは言ってくれなかったからです。
どんな治療を選んでも、可能性の話ばかりで不安のコップはいつも満タンになって、涙になっていました。



そんな涙ですが、どこで泣いていたかというと入院中は車の中が定番でした。
父の付き添い看病からの帰り、車に乗ると両目から涙が滝のように吹き出してしまうんです。
だからワーワーと声を出して泣いていました。



診察の日は、点滴処置中にトイレや皮膚科に行って、静かに泣きました。
他の人がびっくりするので声をころして泣いていました。




私は父に隠していたつもりですが、診察の後などは目が腫れていたのでバレていたのでしょう。


帰り道 普段はあまり喋らない父が、いろんなことを話しかけていました。


そんな時わたしは自分の腫れやすい目に、「この役立たず!」と心の中で罵倒していました。



今は、かつて父を連れていっていた病院に母を連れて行くようになり、
あの駐車場やトイレの前を通ると、
父と通ったことを思い出します。


でも思い出しでも、そんなに辛くはありません。
涙の作用は「感情を出す」ことで色んな思いも吐き出してくれていたのでしょうか。
泣いたぶん今は過去の思い出と認めることができました。



泣くことはそんなに悪くないですね。






がん家族セラピスト
酒井たえこ


著書『がん患者の家族を救う55のQ&A』

https://community-publishing.net/gankazoku/





コメントに人柄がみえる

  • 2018.06.23 Saturday
  • 16:58
【コメントに人柄がみえる】


ツイッターを見ていたら、深いなぁ!とポンと手を打ちたくなるコメントがありました。



心臓の病気を患っている子供のお母さんが、その子の胃管でミルクをあげているのを見た身内の方がこんなことを言ったそうです。


「よく太って元気じゃない、口から食べさせなさいよ、神経質にならず」と。




お母さんは病気を理解せず無神経な言葉に憤慨されていた投稿に一人のコメントが、なんとも素敵だったのです。




そのコメントは、
その身内の方の、無神経な言葉に傷ついた気持ちと、ツイッター主のお子さんが太って元気に見えたことに喜び、
そして以下のような身内への制裁をコメントしたのです。(下に一部コピーがあります)



この方の機転の効いたコメントは、我々がいつも行っている傾聴やお話を聞くことにつながると思います。



私もそうですが、人は何か起こると
励ましたくなります。

もしくは、そんなこともあると直接的に答えようとします。



でも、このコメントをされた方は、
ツイート主の気持ちに添いながらも、

お子さんの成長を喜ぶというツイート主が一番気にかけているところを気づいて、さらに心ない言葉を投げた身内には、真面目・直接的ではない制裁の言葉を出したことにより、読んだものがプッと笑いながらも、怒りを投げかけていることを表しています。




この方は、ほんとうによく人の辛さを理解されているのではと感じました。





先日も「正義という名の暴力になる言葉」ということを考えていたので、このツイートを見ていろいろ考えました。


「嘆き」「困った」「怒り」の感情には、励ましより、先ず「気持ちを汲む」とこが大事なような気がします。


今日はこのコメント主さんの言葉から学ばさせていただきました。
(o^^o)




〜〜コメント主さんの制裁????〜〜

だが!その発言は許せないので「鍋とやかんが毎回吹きこぼれる呪い」だけでもかけときます??????????(¯Д¯?)








がん家族セラピスト
酒井たえこ

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