「がん家族の保健室」始動しました!

  • 2018.05.17 Thursday
  • 10:16

「がん家族の保健室」始動しました!





大阪八尾 がん家族の『看病』をしている人のサポート協会のぜんこです。(事務局長・チーム small piece map担当)





JR八尾駅前に拠点を構え、「がん家族の保健室」が始動しました!









月に1度、スタッフが集まり、傾聴や相談に乗らせていただいたり、知りたいことへのご質問にお答えしたり、ハンドマッサージでリラックスできるひとときを持っていただいたりなど、がん家族の皆様のニーズに合わせ、きめ細やかに対応していきます。







初日の今日は、がん患者・家族の便利なことを全国に広げる「small piece mapチーム」のメンバーが集結。





これからの活動について話し合ったり、代表・酒井が実際に現場で経験してきたことをシェアするケーススタディを通してがん看病への理解を深めたりと、充実した時間となりました。







和やかに談笑するひと幕も







会場である「安中会館」の前には、昔ながらのケーキ屋さんがあります。



ショートケーキやかわいらしいデコレーションケーキ、あんずジャムたっぷりのロールケーキに焼き菓子など、ひとつひとつが素朴な感じでおいしそう。初日から、スタッフにとって、月に一度のお楽しみができました。





そのお店のかき氷が、なんと!100円から買えるのです。



暑い日や放課後の時間帯には、行列ができるほどの人気だとか。





数えきれないほどの種類の中から、私たちスタッフは、ピーチかき氷(果汁入り、120円)をチョイス。ほんのりと桃の香りがして、フルーティーで、まるでピーチネクターのような味わいです。



惜しいかな、食べるのに夢中すぎて写真を撮り忘れましたが、ひと足早い夏を味わいました。





ご相談に来られた際には、甘いものにほっとする時間を過ごしてみられるのもおすすめですよ。







次回は、2回目:6月11日(月曜) 13:00〜16:00です。





がん患者さんの看病をしていて、ひとりで悩んでいる方、誰に相談していいかわからない方は、どうぞお気軽にお越しくださいね。









「がん家族の保健室」は無料でご利用いただけますが、会場には募金箱を設置しています。









「がん家族の保健室」の開催は当分、月1回を予定しています。









スケジュール





2回目:6月11日(月曜) 13:00〜16:00





3回目:7月31日(火曜) 13:00〜16:00





4回目:8月21日(火曜) 13:00〜16:00







以降は後にお知らせ致します。





場所: 「安中会館」





大阪府八尾市安中町1丁目6番16号





JR八尾駅より徒歩4分 ケーキ屋さんとほっかほっか亭のとなり







駐車場:近くにコインP有     







予約について:お問い合わせフォームより予約をお願いします。ただし、チーム2,  small piece gift については予約なしでも大丈夫です。







ご予約はこちらから>>


患者が食べない。どうすれば

  • 2018.05.09 Wednesday
  • 12:09
?こんな質問をされました。
軽度知的障がいのある人が胃がんで全摘して、術後1カ月なにも食べず点滴をしています。
どうしたら食べさせられますか?


私からの質問
1、担当医はどのような見解なのか?
2、患者さんの性格は?
3、あなたはどのように接しているのか?




私がお答えしたのは次の内容です。

周りの人はいつも食べなさいと言っていませんか?
「食べないと治らないよ」
「お医者さんも食べなさいって言ってるよ」
「なんで食べないの」



では立場を変えましょう。
貴方が食欲のない時に同じことを言われたら食べれますか?



考えてみてください
「いつ食べさせたいのか」



患者さんは点滴は受けてくれているので、急を要しませんよね。
徐々に食べていけるようになりたいという状況です。


ならば、食べなさいという単純な言葉では目的に近づきません。
反対に食べることを嫌いになってしまいます。



さてここからが、答えになるのですが、みなさんか欲しい答えではありません。

この質問をしてくる方の多くはこんな答えを期待しています。
「◯◯を食べさせるといいですよ」
「◯◯を使うと食べますよ」
このような答えです。





そこで私からの答えですが、

1、医師に相談し見守り期間があるのならば、食べないでもよいと覚悟する。

2、患者が水分や何かを口にする時、褒める!

3、患者の体調リズムを観察し、体調の良い日に食べものチャレンジする。


この3つです。


食べないということを、少しずつ
成功体験として脳にアプローチする


この脳にアプローチすることは、とても有効です。

食べたくないけど、楽しそうだから「食べてみよう」に変えるのです。



食べる意欲を「動物的本能」としてアプローチします。

意欲は、感情と同じで
性格やホルモンに大きく作用されています。

だから、体調の良い時に褒めることは有効。





今回の患者さんを例にすると
キャラメルは食べるので、
キャラメルを食べた日は褒める。

「キャラメル食べたのすごいねー!美味しいよねー」
「キャラメル食べたからかな、顔色が良いね」
など。


つぎは、キャラメルに似た飴をチャレンジしてみます。

患者が口にした似ている物を変えて
小さなチャレンジをゆっくり重ねていきます。

もちろんその都度褒めます。
体調が悪い日はチャレンジをやめます。



このことを繰り返し行います。

ねらいは 「食べられる」という成功体験を脳に覚えさせる。



次に 体調リズムを観察ですが
自宅療養ならば、患者をさすってあげたり、少し外へ出して朝日を浴びるなどして、体のリズムを作ります。

セロトニンやノルアドレナリンなどよく耳にするホルモンですよね。
このような多くのホルモン作用を円滑にするために体内リズムを作ります。

脳とホルモンからのアプローチは、性格を反映させたアプローチより、患者が受け入れやすいように思います。



と、以上の説明をしたら質問をしてきたおばさんは、ドン引きしていました。笑
欲しい答えじゃなかったんでしょうね。


でも、私は目的が大事だと思うんです。

11 目的は患者が食べた安心感をおばさんが得ること
ではなく、

患者が無理なく(自発的に)食べるようになることなのです。

ならば、決して「食べなきゃ治らないよ」という言葉ではなく、
「性格」「脳」「感情に作用するホルモン」からの、多方面からのアプローチが目的を達成できます。



最後に、このアプローチは
いわゆる患者に寄り添うのではなく、
人の本能や脳の働きにアプローチしています。
だから、このようなアドバイスを聞いてもピンとこない方も多いでしょうが
看病のコツは「常識にとらわれない」ことも大切な心構えだと思っています。
試してみることが、幸せな看病の一歩になることもありますよ。

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