我が家へ帰れる患者さん

  • 2017.08.01 Tuesday
  • 11:22
【看護の日 そして】
いつもボランティア活動に伺っている病院の年に一度のイベント「看護の日」にハンドマッサージで参加させていただき、みなさんがとても喜んでくださり楽しかったです。


そしてこの看護の日にもう一つ嬉しいことがあったんです。

数年間、(この方はがんではない)リフレをさせて頂いていた患者さんがいるのですが、その方がリクライニングチェアーに乗せられ、看護師さんとハンドマッサージブースに来てくれました。


そしてその方が言うのです。 「酒井さん、今日会えてよかったわ。私、今週退院するのよ家に帰るの」 その言葉を聞いて無意識に、目から涙が吹き出してしまいしばらく喋ることができなくなりました。


この方に拒否をされた日もありました。 一緒にテレビを見ながら、タレントさんの悪口を言って笑いあいました。

テレビで高校野球を見ながら、一緒に応援をして騒いだときも、死にたいと言葉をもらされたときも、 いろんな日々の毎月数時間を一緒に過ごしました。



この方が、家に帰れる。

神様はいたんだ!と思いました。



後で在宅コーディネートをされたSWと話しをしたら、SWは在宅と言っても問題だらけで一概に喜べた状態ではないと話していましたが、 それでも私は、あの方が たとえ少しの間だろうとも、不自由な在宅生活だったとしても、自分の家でご飯を食べたり寝たり風を感じることができるのは、あの方の数年もの願いだったので、嬉しいのです。



そして、たとえ在宅が途中でダメになろうとも、それはあの方の運命です。 でも今は一度でも自分の家に帰れることだけを素直に喜び噛み締めたいのです。



私は常に、在宅が全てではないと言い続けていますが、でも本人が一度でも家に帰りたいと願うなら、たとえ数日でも帰らせてあげたい。 でも、現実はずっとの在宅看護は無理な場合もあるということを踏まえての話しです。



まだまだ在宅看護が簡単ではない現代において、 変更があることを覚悟する必要があると思います。



問題は、在宅での生活ではなく、「一度でも家に帰った事実を感謝と希望にできるか」です。

多くは、「家に帰らせてあげたい」「在宅看護をしないのは冷たいと思われそう」と感じている人がいますか、そうではありません。

「一度でも、数時間でも家に帰ることができたら、まるもおけ。その時間を感謝と希望にして変化を受け入れることが大事」です。

あの方は自宅に帰ったら、切られていないうどんを食べたいそうです。






がん家族セラピスト 酒井たえこ









妻を看病する男性

  • 2017.08.01 Tuesday
  • 11:18
こんにちは プロボラの鎌田です。

先日、病院のボランティアでした。

今回は男性のご家族さんに、ハンドリフレを行いました。



その方は、ボランティア活動を始めた当初から受けてくださっていた男性。

病院の入口付近で偶然お会いし、歩み寄ると 「あ〜久しぶりです〜。」 と、すぐに気付かれ優しい笑顔。

私は初めてお会いしたのですが、気さくにお話してくださいました。

奥様が入院されてから毎日お見舞いに来られており、帰るところでした。
70歳を超えたお歳とは思えない、シャキッと元気な方。 家事をするようになり、手荒れするそうなので オイルをたっぷり塗りハンドリフレを行いました。



「ヘチマは大きすぎずちょっと小ぶりの方が美味しいんやで。」 と楽しげに野菜の話も広がり、 この方の元気の源が少しわかったような気がしました。


手からも暖かく優しいのが伝わってきました。


「今日もこれから銭湯、遊びにいってくるわ」 と帰られました。



何気ない会話、そこから広がる笑顔、 手に触れる事でのコミュニケーション。 他愛ない事が何より大切な気がしました。

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